不眠治療体操
不眠治療体操⑴
仰向けに寝て、両ひじを曲げて床につけ、親指を中にしてゲンコツを握る。両足を腰幅に開き、アキレス腱を伸ばす。息を吐きながら頭頂、ひじ、かかとで体を支え、腰を上げて数秒静止、瞬間脱力する。
効果:腰腹部と骨盤したがって全身がゆるむ。
不眠治療体操⑵
仰向けに寝て、両手を真横に伸ばし、両足を揃えてアキレス腱を伸ばす。息を吐きながら両手を外側にねじり、胸を上げ、かかとを床から浮かせて、アキレス腱と首を強く伸ばして数秒静止、瞬間脱力する。同様に両手を内側にもねじる。
効果:アキレス腱の縮み、頭の疲れによる重心の上りを下げる。
不眠治療体操⑶
仰向けに寝て、両手を首の後ろで組み、両足を揃える。息を吐きながらアキレス腱を強く伸ばし、胸を上げ、両手で首を引き抜くように伸ばし、数秒静止、瞬間脱力する。
効果:重心を下げ、後頭部をあげ、頭皮を引き締め、頭の血行を良くする。
不眠治療体操⑷
仰向けに寝て、両手を後頭部で組む。息を吐きながらアキレス腱を強く伸ばし、両手で頭をはさみ、あごがつくまで首を強く起こし、数秒静止、瞬間脱力する。
効果:頭の血行を良くし、頭部の異常を取る。
不眠治療体操⑸
仰向けに寝て、両手を首の後ろで組み、両足を揃える。アキレス腱を伸ばし、両足を床から5センチくらい浮かせる。息を吐きながら右手で右後頭部を押し上げるようにひじを上げ、両足を左側へ振る。同様に逆も行う。
効果:頭皮を引き締め、頭の血行をよくし、横腹のうっ血をとり、呼吸が深くなる。
不眠治療体操⑹
仰向けに寝て、両手を脇の下につけ両ひじを張る。両足は揃えて力を抜く。息を吐きながらアキレス腱を伸ばし、両足を床から5センチぐらい上げ、両ひじを床につけたまま頭の方へ引き上げる。数秒静止、瞬間脱力する。
効果:上胸部、上背部のうっ血をとり、重心を下げる。
不眠治療体操⑺
仰向けに寝て、両手を脇の下につけて両ひじを張る。両足は揃えて伸ばし力を抜く。息を吐きながら、右肩をすくめるように右ひじを床につけたままずり上げ、両足を左へ張る。同様に逆も行う。
効果:肩、首のこりをとり、頭部の血行をよくし、腹筋を強める。
不眠治療体操⑻
①仰向けに寝て、両手を真横に伸ばし、ひじから先を直角に頭の方に曲げ、親指を中にしてゲンコツを握る。両足を揃えてアキレス腱を伸ばし、床から垂直に上げる。片足を床すれすれまで振り下げ元に戻す。逆の足も行う。②息を吐きながら両足を揃えて右真横に倒し、床すれすれで元に戻す。ゲンコツ、ひじ、肩は浮かさない。同様に逆も行う。
効果:側筋、足の筋肉を強め、肝臓、胃を刺激し腹部の血行を促進する。
不眠治療体操⑼
ベタ座りから仰向けに寝て、両手を組んでひっくり返し、頭上に伸ばす。息を吐きながら、ひじ、肩を床につけたまま腰を上げ数秒静止、瞬間脱力する。
効果:腸骨を引き締め、腹圧低下ならびに胸筋と足の表の筋肉の萎縮による前屈を正す。
不眠治療体操⑽
仰向けに寝て、両膝を立て足を腰幅に開く。両手は合掌。息を吐きながら後頭部と両足で体を支え、腰を上げる。深呼吸した後元へ戻す。
効果:内臓全体に効き、脊椎を強化し、内分泌腺を活発にする。
不眠治療体操⑾
ベタ座りから仰向けに寝て、両手で両足首をもって起き上がる。ひじを床につけず、反動を使わないこと。
効果:太ももの萎縮による老人性前屈を正し、腹筋の弾力性を高める。
不眠治療体操⑿
ベタ座りから仰向けに寝て、両手を腰に当てる。息を吐きながら腹をへこませ両腰骨を押し下げながら起き上がる。
効果:⑾よりもさらに重心を下げる。
不眠治療体操⒀
うつ伏せに寝て、両手を真横に伸ばし、両足を揃えて床から浮かせ、膝とアキレス腱を伸ばす。息を吐きながら両手を外側へねじり、同時に両足を右へ振り、頭は右肩につける。同様にして逆も行う。
効果:内臓下垂と位置異常を正す。肝臓・胃の働きが活発になる。
不眠治療体操⒁
①うつ伏せになり、両膝を床につけ、太ももを床から垂直に立て、両手を床の前方に伸ばす。息を吐きながら胸をできるだけ、床につけるようにする。②その姿勢から両手を肩の下に置き、息を吐きながら上体を前方へ移動させ、充分に反る。
効果:胸筋の萎縮硬化、肋骨下垂、内臓圧迫を解消する。気力が充実し、自信が出て陽気になり、実行力が高まる。
不眠治療体操⒂
うつ伏せに寝て、両手を脇腹横に置き、手先を足の方に向け、両足を揃えて伸ばす。上体を反らせ、両手を浮かす。両足を上げて膝とアキレス腱を伸ばす。息を吐きながら右足を上げ、頭を右側にねじる。両手、両足は常に床から浮かせた状態で行う。同様にして逆も行う。
効果:足を上げた側の腰に力が入り、腹筋が伸び、胸筋の萎縮硬化および腹筋の無力化、肋骨下垂、開閉力失調を解消する。